2019/02/26 09:00
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。
菌糸ビンの作り方について説明していますが、今回はその醍醐味のひとつ、添加剤についてです。
自作するからにはここを「あーでもない、こーでもない」と考える事が追及心をくすぶるところだと思います。
またブリーダーさんによっては添加剤を入れない派の方もいらっしゃる様です。
近年の(と言うほど大型飼育は歴史のあるものではないですが)菌糸ブロックは予め添加剤が入っているものや(菌糸ビンを作る時に入れることとは少し意味が違いますが)質が高いものが多いので、十分に大型が狙えるという事です。
また同様に添加剤の考察も進化しているので、栄養学や昆虫学を応用してさらに効果的な菌糸ビンを作ることも可能です。
輝心堂では日々研究を重ねています。
いつか誰もかなわないレシピを作りたいですね♪とは言え環境や酒類、個体差などで大きく結果も変わるのでなかなか万能にはできませんが。
何にしても添加剤の有無や選定はよく考えて行うと良いのではないでしょうか。
添加剤は知識やルートのある方は直接原料を仕入れられると良いかと思いますが、昆虫ショップなどに出回っているものをいくつか紹介していきます。
トレハロース:
昆虫に必要な糖質、つまりエネルギー源のひとつです。そもそも菌糸(キノコ)の主な糖質がトレハロースになります。
グルコース:
いわゆる、ぶどう糖の事です。上記のトレハロースも分解されるとグルコースになります。
キトサン:
昆虫でいうと外郭であるクチクラに必要な成分を含む成分です。
人間だとダイエットや〇〇の吸収を抑える、的なものにも使われます。
麦芽:
大麦などの種子を発芽させたものです。ビールなどの原料にもなってますね。
糖質、ビタミン、ミネラルなど豊富です。
フスマ:
いわゆる大麦などの種子の精製カスです。ビタミン、ミネラル、食物繊維など豊富ですが、大量に摂り過ぎるとミネラルの吸収を妨げることがあります。
ビール酵母:
発酵させたりする時に使用する菌です。パンの生地に使うイーストも酵母の一種で、アミノ酸やビタミンなどが豊富です。
酵素と混同されやすいですが、酵母は生きている菌で、酵素は化学反応の触媒なので生物ではありませんね(笑)。
グルタミン:
アミノ酸の一種です。人間であればうまみ成分を引き出したりする時にも使われます。
添加剤に「味の素」を使う方はグルタミンの作用を意図されていると思われます。
たんぱく質:
昆虫とはいえ、人間と同じく、その身体(内郭)のほとんどがたんぱく質でできています。
たんぱく質を分解していくと最後にはアミノ酸になります。
他にもたくさんありますが、参考までに。
また添加剤は全体の10%以下を目安に投入していきましょう。
つづく